求人情報の募集資格などを確認しているとよく目にする「基本的PCスキル」。一体何ができることを指しているのでしょうか?
大まかに分けて二つの技術を要求されている
このような場合、基本的には二つのスキルを要求しています。
- ビジネスメールの送受信ができる
- Word・Excel・PowerPointの基本的操作ができる
この中には、パソコンを立ち上げる操作や、キーボードでの入力ができること、それぞれを行うために必要なソフトを立ち上げるという前提が含まれています。転職活動をするにあたり、応募先企業と連絡を取るためにメールを使用し、履歴書や職務経歴書をWordやExcelを使用して作成をしている場合は、「基本的PCスキル」を持っているといえるでしょう。
ビジネスメールの送受信ができる
ビジネスメールの作成及び返信は確実に含まれているスキルです。資料の添付方法やそれに付随してファイルの圧縮や解凍方法を知っているとベターです。
Word・Excel・PowerPointの基本的操作ができる
勿論、上記3つを本気で使いこなそうと思うと様々なスキルがあるとは思いますが、「基本的」と言われた場合は下記を指すことが多くあります。
Word | 画像や図形を挿入するような基本的な文書の作成、書式設定の変更 |
Excel | 基本的な関数(SUMなど)の使用や、グラフの作成 |
PowerPoint | プレゼンや会議で使用するスライドの作成 |
面接で聞かれたら
面接で聞かれた場合には、使える使えないと言うだけでなく、どのソフトでなにが作れるといったように具体的に説明するように心がけましょう。例えば、「Wordを使用して簡単な見積書であれば作成できます。」といったように答えると採用担当者も具体的にあなたのスキルをイメージしやすくなります。
資格を活用する
Word、 Excel、 PowerPointなどの製品を展開しているMicrosoft Officeの製品をどのくらいできるのかを証明する資格としてマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)という資格があります。
受験する場合、毎月1~2回行われる全国一斉試験または各試験会場が定めた日程で行われる随時試験から都合の良い方を選択して受験します。試験科目はスペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)の2種類がありますが、どちらからでも受験可能です。
必要勉強時間は本人のパソコンスキルにより大きく差がでます。普段からOffice製品を使って仕事を遂行しある程度の知識があれば、1週間程度で取得できる方もいますし、パソコンをあまり使用しない場合には半年程度かかることもあります。
履歴書などの資格欄にも書くことが可能ですし、これらを使いこなしたいという風に考えている場合は、受験してみてはいかがでしょうか?
基本的PCスキルの定義が不安な場合は
基本的PCスキルは、会社によって定義が様々です。あまりにも不安な場合は質問をすることも考えましょう。とはいえ、何か細かく明記するわけではなく、基本的PCスキルという言葉を使うということは、そこまで上級レベルのスキルを求められているわけではないと考えてよいです。
さいごに
最近の仕事では、パソコンなしで業務を遂行することが難しい場合が多々あります。もし自信がない人は履歴書や職務経歴書を自分で作ってみるなどして練習をしてみても良いでしょう。