新卒の就職活動の際には、必要がなかった職務経歴書。はじめての転職をされる方には馴染みがない書類なのではないでしょうか?今回は職務経歴書の基本的な作成方法とテンプレートを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
職務経歴書とは?
職務経歴書は、業務経験や持っているスキルを伝えるために作成する書類です。応募先に対してこれまでどのような仕事に携わり、どのようなスキルを獲得したのか、またどのような成果をあげることができたのかを伝える書類です。履歴書は、何年の何月にどこに入社したのかや、部署名だけを記述しますが、職務経歴書はより深く業務についてや自分が何をできるのかについて記述します。ですから、事前準備としてキャリアの棚卸を含め自己分析が必要となります。
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基本的なフォーマットですが、職務経歴書はA4で1~2枚に収めることが一般的です。ただし、履歴書のように厳格な規定があるわけではないので、それぞれ自分にあった職務経歴書を作成する必要があります。
職務経歴書作成のポイントは?
ライバルに負けないような魅力的な職務経歴書を作成するにはいくつかのポイントを抑えなくてはなりません。
見やすさを心がける
採用担当者は一日に膨大な応募書類に目を通します。その中で見にくい書類は魅力的に見えません。まずは見やすいレイアウトを意識し、見出しやキャッチコピーを効果的に使用しましょう。また、沢山書きたいことがあるからと小さい文字でぎゅうぎゅうに文章を詰め込むことは、好ましくありません。要点を絞って、見やすさを心がけて作成するようにしましょう。
採用担当者が会ってみたくなるようなワードを含める
多くのライバルの中から選考過程に進むためには、採用担当者が「気になるな」とか、「会ってみたいな」と思うような内容を含めることが重要です。募集要項や企業理念をよく読み、これまでの経歴や自分自身のアピールポイントと合致するような部分を積極的に記述するように心がけましょう。
職務経歴書必要に項目とその内容

①日付・氏名
日付と氏名は右寄せで記入します。日付に関しては、郵送する場合は投函した日付を、メールなどデータを渡す場合は渡した日付を、面接で持参する場合は面接日の日付を記入します。前もってデータとして職務経歴書を提出した後にさらに面接で持参するように言われる場合もあると思いますので、日付は特に注意しましょう。
②業務内容/実績
これまでの経歴を5~6行で簡単にまとめます。それぞれの会社での細かい業務内容や実績に関しては③の部分で触れますので長くなりすぎないようにすることがポイントです。
③職務経歴/職務内容
左側の職務経歴欄には在籍した日付を記入します。必ず和暦か西暦に統一するようにしましょう。また、必ずそれらの日付が事実と合致しているかチェックをしましょう。誤った記載をしていた場合、虚偽の書類を提出したとして最悪内定の取り消しにつながります。
職務内容に関しては、まずは会社の基本情報を記入します。会社名だけでなく、雇用形態や創業年、従業員数などを記入します。事業内容に関しては会社の事業についてまとめます。
担当業務の項目では、その会社でどのような業務に携わったのかをまとめます。様々な部署に在籍した場合は部署別で記入するなどの工夫をして見やすくなるよう心がけましょう。
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④取得資格/PCスキル
取得している資格を正式名称で記入します。パソコンスキルについて記載する場合は、どの程度できるのかを具体的に記入するように心がけます。また、応募職種で役に立ちそうなな業務スキルを持っている場合も記入しましょう。
⑤自己PR
自己分析やキャリアの棚卸しを通して確認した長所や経験と、応募先企業の求める人材像がマッチするように気を付けながらまとめます。採用担当者に「入社後に活躍できそうな人だな」とイメージしてもらえるような文章を心がけることが重要です。また、謙遜などはせず積極的に自分自身を売り込んでいきましょう。
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職務経歴書が完成したら最後にここをチェック!
応募書類は完璧な状態で提出するのが当たり前です。最後に下記のチェックリストを参考に入念にチェックしましょう。
- 誤字脱字がないか
- 和暦/西暦のどちらかに統一されているか
- フォントや文字の大きさ、行間は統一されているか
- 分量は適切か
- 空欄が多すぎないか
- 専門用語や社内用語など採用担当者に伝わりにくいワードはないか
- 守秘義務に触れるような内容は記載していないか
職務経歴書に書くことがないときは?
在職が短かったり、アピールできる内容がないなと感じたりしたときはエージェントに頼るのも一つの手です。自分自身では認識していなかった実績や誇れる部分を認識できるでしょう。
ポテリクでは、職務経歴書を含め応募書類の添削だけでなく、作成のタイミングから丁寧にサポートをしてまいりますのでお気軽にご相談ください。