大企業と中小企業の違いとメリット・デメリット

転職活動をする中で会社の判断基準の一つとなる大手企業と中小企業という枠組み。それぞれにメリットもデメリットも存在しています。この記事を通して、自分にあった企業規模を考えてみましょう。

まずは大企業と中小企業の定義を知ろう

中小企業の定義は、中小企業基本法によって業種ごとに定められています。

業務種類 定義(うち小規模事業者)
製造業その他 資本金3億円以下または従業員数300人以下(20人以下 )
卸売業 資本金1億円以下または従業員数100人以下(5人以下 )
小売業 資本金5千万円以下または従業員数50人以下(5人以下 )
サービス業 資本金5千万円以下または従業員数100人以下(5人以下 )

一方で、大企業は上記の規模よりも大きい企業を指します。 また、中小企業の枠組みの中には規模の小さい小規模事業者という分類が含まれています。

日本に大企業は約1.1万社ありますが、中小企業は全企業の99.7%を占める約357.8万社もあるのです。大企業は少数であり、日本の経済は多くの中小企業によって支えられていることがわかります。ただし、従業者数で比べると、大企業で働いている人は、約1,459万人おり、これは日本の従業者数の約3割を占めています。もし、大企業で働きたいと考えている場合は頭にとどめて置きましょう。
参考:中小企業庁「2019年版中小企業白書 全体版」

大企業で働くメリットとデメリット

大企業のメリット

まず最も大きなメリットは安定性でしょう。大企業は信用性が高く、経営が安定している傾向があるため将来にわたって安心して仕事を続けることができると考えられています(もちろん大企業でも倒産リスクはあります)。

また、教育制度がきちんと整えられている場合が多く、未経験の業種の場合でも安心して入社できるでしょう。給料やボーナスが高めの傾向がありますし、休暇制度などが充実しているため、ライフワークバランスを取りやすいでしょう。

大企業のデメリット

デメリットとしてあげられるのは、従業員数が多くなるにつれ部署が分かれるため、会社全体として業務を把握することが難しくなるということでしょう。また、部署をいくつもまたぐような案件の場合、何かを決定する際にスピード感がないこともあります。さらに、企業によっては個々の意見が通りにくい場合もあるそうです。

中小企業で働くメリットとデメリット

中小企業のメリット

中小企業で働くメリットは、一人ひとりの業務において任される範囲が大きく、成長しやすいことです。様々なタイミングで裁量権が大きくなるため、日々スキルアップをする機会に恵まれている傾向にあります。また、意見を求められたり、アイデアを採用してもらえる機会も多くなる傾向にあります。会社によっては、従業員数が少ないため実績さえあれば出世しやすいこともしばしばあります。

中小企業のデメリット

中小企業であまりネームバリューがない場合、安定性に不安を抱く人は少なくありません。これに付随して、会社に対する将来性に疑問を持つ場合もあります。また、福利厚生面や、給与及びボーナスの支給額において大企業より劣っているという感覚を持つ人が多いのが現状です。

さいごに

大企業にも中小企業にもそれぞれメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を把握し、自分が転職において重要視することと照らし合わせて、どちらが自分にとって適切なのかを考えてみてはいかがでしょうか。また、企業の規模だけにこだわるのではなく、それぞれの会社の社風や業務内容に対してやりがいを感じるかなども考えてみましょう。